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認定看護師の声

看護部
認知症看護認定看護師 Y.A

メッセージ

急激な高齢化社会に伴い認知症の発症はMCI(軽度認知障害)も含め増え続けています。認知症によるBPSD症状は、多種多様であり、入院という大きな環境の変化や活動力の低下で症状が悪化してしまうケースもあります。

認知症高齢者の意思を尊重しながら個々の患者様の心身の状態を総合的にアセスメントし、より良い療養環境を整えながら、生活の質向上を目指しています。

多職種と連携して専門的な知識・技術を活かし、入院前から退院へ向けて、その人がその人らしく安心・安楽に日常生活が送れるよう患者・家族様への支援をしていきたいと思います。

認知症看護認定看護師とは

認知症看護認定看護師とは、認知症の患者に対し、専門的な知識と技術を用いて適切なケアを提供する認定看護師です。認知症は進行性の疾患であり、患者の症状や生活状況に応じた個別の対応が求められます。認知症看護認定看護師は、患者の尊厳を守りながら、生活の質(QOL)の向上を支援することを目的としています。

認知症看護認定看護師の主な役割

  • 認知症の進行を考慮した看護ケアの提供(症状の管理、環境調整、生活支援など)
  • BPSD(行動・心理症状)への対応(興奮・妄想・幻覚・徘徊などの症状緩和)
  • 家族や介護者へのサポート(介護負担の軽減、適切なケア方法の指導)
  • 多職種との連携強化(医師、介護職、ソーシャルワーカーとの協力)
  • 認知症ケアに関する院内外での教育・指導

認知症看護認定看護師は、病院や高齢者施設、在宅医療の現場で活躍し、患者の安心できる生活を支える重要な役割を担っています。

認知症看護認定看護師になるには

認知症看護認定看護師になるためには、以下のステップを踏む必要があります。

1. 看護師免許の取得

まず、日本の国家資格である看護師免許を取得する必要があります。看護師養成課程(専門学校・短大・大学)を修了し、国家試験に合格することで取得可能です。

2. 実務経験(通算5年以上)

看護師として通算5年以上の臨床経験を積み、そのうち3年以上は認知症ケアに関わる業務(認知症患者が多い病棟、精神科、介護施設など)に従事していることが求められます。

3. 認定看護師教育課程の修了

日本看護協会が指定する認定看護師教育機関で、約6か月(600時間)の専門教育を受けます。
ここでは、以下のような知識と技術を学びます。

  • 認知症の病態・診断・治療についての知識
  • BPSD(行動・心理症状)の評価と対応
  • 薬物療法と非薬物療法の適切な活用
  • 認知症患者の生活支援・環境整備
  • 家族支援・介護者支援の方法

4. 認定審査の合格

認定看護師教育課程を修了後、日本看護協会の認定審査を受け、筆記試験に合格すると「認知症看護認定看護師」の資格を取得できます。

5. 資格の更新(5年ごと)

認定看護師の資格は5年ごとに更新が必要です。更新には、一定の実務経験の継続や研修受講が求められます。

認知症看護認定看護師の活躍の場

認知症看護認定看護師は、以下のようなさまざまな医療・介護施設で活躍しています。

  • 病院(急性期・回復期・慢性期病棟)での認知症ケアの提供
  • 精神科病院・認知症専門病棟での症状管理と生活支援
  • 介護施設(特別養護老人ホーム、グループホームなど)のケアの指導・実践
  • 在宅医療・訪問看護での認知症患者の生活支援
  • 地域包括支援センターでの認知症予防・相談業務

近年、認知症の患者数は増加傾向にあり、専門的な知識を持つ認知症看護認定看護師の役割はますます重要になっています。適切なケアを通じて、患者と家族の不安を軽減し、より良い生活をサポートすることが求められています。

主な活動内容

  • 認知症看護領域における看護の質の向上を目指した実践・指導・相談
  • 病棟ラウンドにおいて認知症のある患者さんの入院環境の調整やせん妄予防ケア、せん妄ケアの相談・指導
  • せん妄・認知症ケアチームの一員として、病棟回診の実施、スタッフの支援・指導
  • 院内デイケアを実施し、せん妄症状や認知症のある患者さんの認知機能向上、ADL向上を目的とした活動
  • 認知症領域に関する院内・院外の研修会の講師
  • 認知症のある患者さんを介護するご家族からの相談や支援